設定項目の分散
よその人が作ったテキストエディタからパクれそうな物は積極的にパクるつもりでいるので、ときどきチェックしたりもするんだけど、普通はいろんな人のニーズに応えるためにカスタマイズの自由度を上げるように作られていて、ダイアログボックスを開くとものすごく多い設定項目が並んでいる。カスタマイズ自体が好きな人ってのもいるし、あたし自身がそんな感じだから、そのいっぱいある設定項目に喜んだり、個人的に手に馴染む設定になるまで徹底的にいじるという気持ちは良く分かる。でも、あたしの場合はそのテキストエディタをあわよくば使っていこうと思ってチェックしてるのではなくて、あくまで参考にするためにチェックしているわけだから、たくさんの設定項目のどれをもいじる気がない。そんなどうでもいいという視点から見ると、ホントにどうでもいい設定項目がいっぱいあるなぁっていう印象を持つ。不要な設定項目が多いと必要な設定項目に辿り着くのに疲れるし、真魚はそっちを目指してないので、なるべく設定項目は減らしたい。
しかし今すでにある設定項目から差し引ける物なんてないわけで、少なく出来ないならせめて分散させようって方向を見いだした。例えば真魚の場合は、フォントはフォント設定のダイアログがでて、他の色分けとかの設定ダイアログと別口になっている。全部を一つのダイアログにまとめちゃうと、設定ダイアログのタブがいっぱいあって一つ一つクリックして中身を確認するのがウザいから、それよりならフォントのダイアログのように別口に出来る物は別口にしちゃって、メインのダイアログをスリム化しようじゃないかと。
やったこととしては、今まで設定ダイアログにあった折り返しに関する設定項目は、メニューに直接「文字数指定」をおくことと、ルーラーを表示するかどうかのチェックボックス下に「ルーラーをドラッグ」をおくことで、折り返しタブはまるごと消せた。どちらもそこに設定項目があることに何ら不自然さはない。また、拡張子の設定は色分けの切り替えの一覧の一番下に設定ダイアログの項目をおいた。拡張子を設定する必要がある人ってのは、色分けを切り替える必要がある人なわけだから、色分けの項目にその設定があるのはごく普通だ。ただ、拡張子を付けずに保存したファイルに自動で拡張子を付けるかどうかの設定だけは、ここじゃないって気もするんだけど、一緒にしないとデフォルトで付ける拡張子がどれか分からないからやむを得ず。デフォルトで拡張子を付けない設定が欲しい人で、かつ、色分けとは無縁の人にとって、真魚はその設定が出来ないんだって事で認識されるかも知れない。
ショートカットキーの設定を別ダイアログでやってるアプリは結構あるので、これも別ダイアログにしようと思う。真魚ではなるべくMS流でショートカットキーを設定してあるから、これを変えたいって人はMS流じゃないテキストエディタで慣れた人ぐらいだろうし、そういう人が真魚で満足するわけないんだから、そもそもショートカットキー変更の必要度はかなり低い。でも、例えばキーボードマクロの再生とかはショートカットキーを割り当ててすらないので、そのくらいは使う人なら設定するだろう。そこまで分かってて使う人用の設定項目って事になるから、万人向け設定項目からは切り離して別口ダイアログにした方がいい。でもそのダイアログを開く項目をメニューのどこに置くかで迷ってる。いろんな設定項目を別口にして行ったら、残った設定項目は本当に表示に関する物ばかりだから、それを今まで通り「表示」以下に置くのは問題ないが、ショートカットを設定するダイアログは表示とは関係ないんだよね。設定ダイアログなのに「特殊」に置くのもなぁ。よそのアプリだと「ツール」とかに設定があったりするけど、設定はツールじゃないし、そもそもツールに入ってる物がツールじゃなかったりするしでそれもどうかと。