逆恨みについて

1708 letters | 648 views | コメントする

長崎辺りのお偉いさんが射殺された件をたぶんスッキリで取り上げた際、
出演しているコメンテーターかなにかが言った話が引っ掛かって仕方がない。
その人も政治がらみの仕事をしていて、どこかで何か言ったことで逆恨みされるかも知れないって。
この逆恨みっていう言葉が本当に気になって、誰だか知らないこのコメンテーターがますます嫌いになる。
W杯に対してのコメントで嫌いになり、レッドソックスに対するコメントでも嫌いになったが、
この人が誰かと言うことに興味を持つほどには嫌いじゃない状態だったし、
今回も別に、この人のことは嫌いだけど、だからって別に逆恨みしてやろうと思ってはいないんだな。
スッキリに出てくるコメンテーターは、話を聞くほど嫌いになっちゃうタイプが多い。
テリーと弁護士は嫌いじゃないが。

さて、その政治家らしき人の言う逆恨みってどうゆう状態なのか。
少なくとも、辞書に出てくるような意味での逆恨みという言葉の使い方はしていない。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?dtype=2&p=%B5%D5%BA%A8%A4%DF
最近は逆ギレという言葉が良く聞かれるが、これは怒られるべき人が逆に怒ったときに使う。
それが正しい使われ方をしてるときもあるけれど、起こって当然の状態を逆ギレと称する場合もある。
常に自分が正しいと思いこんでいる人がいて、正しい自分を正しくないという人は逆ギレ扱いする。
そういう人がいるから、あたしは逆ギレという言葉を嫌い、自分でも面白がって使うことはない。
問題のコメンテーターは、これと全く同じ事を迂闊に発言したと感じた。
意見が合わない人を蔑視する唯我独尊な自分を、ちょっとした発言で露呈させてしまった。

W杯やレッドソックスの時点でも同じような勘違い発言が気に入らなかった。
どういう勘違いかというと、自分が凄く偉い人間だと思いこんでいる事による勘違いだ。
誰でも何か自分の意見を言えば、そのことについて他の誰かに恨まれることは当然ある。
しかし、その恨まれる発言を最初から逆恨みなどと決めつけるのは威張りすぎじゃなかろうか。
実際に何か不適切な発言をして恨まれる場合も逆恨みに含んで表現したのだろうか。
いや、あきらかに自分は正しい発言しかしない、もしくは、自分の発言に文句言うやつは悪だと思ってる。
キサマはどんだけ正しいのかと。

実際の所、公人の発言に腹を立てて発砲する人はおかしいし、逆恨み扱いして結構だよ。
でも、公人の発言に腹を立てても発砲せずに、正当な手段で講義する人は逆恨みではない。
自分で正しいと思って言ったことが原因で、誰かに恨まれるかも知れないのは避けられらない。
しかしその恨まれる状況について、頭の中では全部逆恨みだと思いこんでたコメントが気に入らない。
自分の方が間違ってるかも知れないとは微塵も想定しなかった発言が、威張りすぎてて気に入らない。

自分が他人を見下してますよと露骨に態度に表す人はさすがに少ないけれども、
隠してても言葉の端々に常に、自分だけが正しく偉いんだと思ってる証拠が現れる人は多い。
性格の問題なのでどうにもならないが。

誰なのかは伏せたのではなく、調べるのが面倒なだけ。

たぶん関連のある記事:

コメントは終了しています。