株の意味がわかりませぬ
昨今のライブドア、ホリエモン関連のニュースを見ていて、ますますわからなくなる。
会社は株価が上がれば儲かるのか?下がれば損するのか?
と言う疑問を持ったわけだ。
そもそも会社とは、株式を発行して買って貰うことで活動資金を集めるわけだが、
その時点で、会社にはお金が、株主には株の権利がいくわけでしょ。
その株の権利が、誰かから誰かに移ったとしても、金の移動はその誰かと誰かの間であり、
高くなれば会社に金が入るわけでも、低くなれば会社が金を出すわけでもないじゃないか。
株が上がったか下がったかは、株で儲けたい投資家だけのゲームじゃないの?
という疑問につながるのだ。
次に、会社を買収した場合に金がどう動くのかという疑問。
どこぞの会社を買収するにはそれなりの資金が必要なわけだが、
このお金は、会社に対してではなく、買収前の株主に支払われるわけだ。
「買った」らお金は「売った」人の手に渡るんだけど、
その「売った」人は会社じゃなくてもともと株を持ってた投資家だ。
買収した会社と買収された会社の持ってるお金の合計は、その分少なくるよね。
つまり、買収すればするほど資金が少なくなるはずでは?
だのになぜ、ライブドアは買収を繰り返すことでどんどん大きくなっていくのか。
ライブドアといえばポータルサイトやブログサービスだが、
そういうネットサービスごときじゃ世界一を目指すほど儲ける事はないんであって、
企業買収で儲けるとか、資産を増やせるとか、その仕組みが理解できない。
今回事件になっているのは、偽情報で株価を操作して儲けたかららしいが、
そういうズルで儲けた分は考えないで、純粋に会社の買収は儲けなのかどうか。
そしてまだわからないことがある。
「違法でなければ何をやっても良いのか?」ってよく言われるけど、
違法ではない何をやれば儲けることが出来るんだ?
もう逮捕されちゃったから、違法な部分はあったんだろうし、
違法なことはマネしちゃいけないことだけれども、
その違法な部分に該当しない、「何をやっても」って部分は合法に儲けたことでしょ。
スレスレで合法部分を違法であるかのように報道することは良くあるから、
この「何をやっても」の部分はもっとクローズアップされるはずなんだが。
大々的に報道されているニュースなのに、理解できてることはほとんどない。