惜しいと思ったら負け
ダンゴルはとにかく惜しいと思わせてむしり取るタイプのゲームだ。パズドラのガチャなんて外れても惜しかったのかどうかわからないけれども、ダンゴルのルーレットはわざと惜しいところで外す演出になってるから、ついついもう一回やれば当たるんじゃないかと思ってしまう。ゲームに関しても、パッドが外れて惜しいと思うからこそ有料でも打ち直したくなる。パズドラではこれが惜しいも何もなく、コンティニューすればあと何ターン攻撃出来るかもわかるので計画的に魔法石を使えるわけだが、ダンゴルでは打ち直しても入るとは限らない。いや、基本的には入らない。なんかミスしたせいで外した場合は、打ち直しをしてミスしなければ入るんだけど、実力を発揮しても惜しいところだって場合、次も順当に惜しいところまでしかいけないのが普通で、何らかの偶然が起こってうまく行くことを期待してタマ券を使ってはいけない。でも惜しいと思うからこそ、もう一回やればいけるかも知れないと、ついつい低確率に賭けてしまう。パズドラ以上にバクチの中毒性で金を取ろうとしてる危険なゲームだ。
ガチャも消耗品も一切使わなければ、レベルアップでチマチマとタマ券が貯まっていくわけだが、じゃぁそれを何に使うかといえば、やはり勝負時の打ち直しとルーレットになるだろう。でもその打ち直しこそ、惜しいと思わせて課金させる一番の稼ぎパターンであって、打ち直せば必ず入るとかOB回避出来るとかいう場合以外は使っちゃいけない。打ち直してもうまく行かないから、同じところで何度も打ち直す。1回の打ち直しくらい良いだろうと判断したはずなのに、後には引けなくなって何度も打ち直す。何度もの打ち直しを許した覚えはなく、あくまで一度だけ許すと判断したはずなのに、打ち直してもうまく行かないとついついはまってしまう。危険。
ルーレットも完全に操作されている。見た目上、20個の内8個当りだと何度かやり直してでも欲しくなる。しかしこれは見たまんまの確率ではない。当りの数が倍になっても裏での確率は倍になってない。2~3回くらいでゲットできるだろうと思って、後に引けなくなって15回くらい外したりもする。全然見た目を信じてはいけない。いくらタマ券を使っても関係ない場合以外、これは操作された確率で当たるもの何だから、無料で1回で当たらなければ諦めるべきだ。
ともかく、チマチマ貯めたタマ券がいっぱいあるからこそ、使わずにがんばってることにイライラを感じるわけで、どうせ無課金でやると決めたらタマ券はテキトーに使ってしまえばいい。あたしはその惜しいと思って負けてボンボン使ってしまったが、ボンボン使って無くすのが正解だと思い直した。貯めておいたって、貯めずに使えばどうにかなるんじゃないかという気持ちとの戦いになるんだから、この機会に使い切ってこのゲームの性質を知ることが出来てよかった。性質って、消耗品は課金ユーザーのものであり我々には関係ない、打ち直しは課金ユーザーの物であって我々には関係ない、ルーレットもガチャも無料で出来る分だけで満足しなきゃいけない、等々。
無料で低確率に挑むことでときどきキャラのレベルが上がったりするという事をモチベーションに遊べば良い。それ以上を望むならやはり際限なく課金しなきゃいけない。金払ってスコアを買うゴルフゲームが面白いならね。無料で、低スペックな攻略でいけるところまで行くって事で満足してなおかつ面白ければ続けよう。他の課金型ゲームよりダンゴルはこの惜しい感じが強くて危険すぎる。