芸としての歌唱

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あたしには歌の上手とか下手とかに関する感性が欠落していて、
一般人が一般的にうまいって思ってるような歌を聴いても全然わからなかったりする。
下手な人は単に音痴だから、原曲と違ってたらそれだけで下手だってわかるけれども、
音痴じゃないって事以上に何がどうなってれば上手なのかって事に関して、
あたしはそれを自分の感性で受け取ることが出来ない。
でも、よその人が誰かの歌をうまいって褒めてるのをいろいろ参考にしてると、
うまいって言われる人は共通して、うまい人の声で歌ってる事がわかった。
アマチュアでカラオケ好きの人ってのも、たぶんそれなりに上手いから好きなんだろうけど、
彼らの歌に関してはその共通の声は出ていなくて、あたしには何がうまいんだかわからないが、
インディーズでもCD出したよって人が歌うと、数秒の声を出しただけでアマとは違うってのがわかる。
プロの声が出せるかどうかが、一般人による歌が上手いかどうかの評価の境目だろうと思っている。
そのプロの声を、ここ数週間で出せるようになってきた感覚がある。



あたしは毎日、車の運転中は全力で歌っているのだが、目的は芸の開発なのでモノマネやエロ歌中心だ。
カラオケ好きの先輩方に気持ちよく何曲も歌って貰うために、自分も可もなく不可もない歌唱力で、
なおかつ先輩方の知ってそうな歌とかを歌って、自分だけ盛り上がってるんじゃないよって感じにするわけだ。
そもそもあたしには好きな曲なんて物は一切無く、もちろん得意な曲なんて物もない。
そりゃ、どうなれば上手かもわからないほど、歌には全く興味がないんだからな。
しかし逆に下手だから歌わないとか恥ずかしいとかって感覚もないわけだから、
今は誰かが何かを歌うべきだっていう瞬間に誰も歌わなそうなら、あたしが歌わなきゃって事になる。
あくまで使命感であって、あたしが歌わなくても勝手に歌う人が二人以上いれば、あたしは歌わない。
誰かがどうでも良い歌を必要としてるシーンで、歌いたいフリして歌うという社会性を発揮している。
ただ、どうせ歌うなら盛り上がる方が良いわけで、うまく歌うのが無理ならエロい歌を歌うとか、
全然似てなくてもモノマネ芸人のモノマネのマネをして歌うとか、芸になる歌い方を追求したくなるわけだ。

モノマネの一環として、最近は尾崎豊を車で歌ってる。
何曲か有名どころをざっと聴いてみて15の夜が一番芸になりそうだったので、歌って覚えたんだが、
なんせ全然ファンじゃないし全く興味がなかったので、有名な曲なのにサビしか知らなかった。
今でもまだ出だしがつかみづらく、ピッタリのところで入れないって程度の練習量だ。
しかしこの曲には、喋る部分があったり叫ぶように歌う部分があったりし、
自分なりに抑揚させるとまるで尾崎豊のファンなんじゃないかと思えるほど、気持ちを込めることが出来る。
いや、もちろん歌に込める気持ちなんて一切持ち合わせていないが、
歌もコントもモノマネも演技力が大事であって、演技力を発揮出来る歌が15の夜なわけだ。

それはそれで良いとして、演技で気持ちのこもった尾崎豊を歌い続けたところ、
歌が上手いと言われる人が出しているプロの声の出し方が、なんとなくわかってきた。
同じ歌をプロの声とアマの声と両方で差を付けて歌ってみせることも出来る。
プロの声はパワーがあって、アマの声は貧弱なので、たぶん腹式呼吸とかに関連するんだろうが、
あたしは全く腹は意識してなくて、意識してやればもっと良い声が出るのかも。
この声が出せるなら芸の幅もだいぶ違ってくる気がしてて、引き続き練習中。

で、その最近出せるようになってきた声の応用範囲の一つとして、NHKのど自慢を攻略しようかと。
昔バイトしてたとき店長のお気に入りで毎週のど自慢がかかってたので、
番組の特徴というか、どういうタイプの歌で攻略出来るかって感じのことも熟知していて、
15の夜では盛り上がるまでに時間がかかりすぎて、サビに入る前に不合格になるからダメって事もわかる。
出るなら何の曲で出るか決めなきゃいけないし、その勝てる曲でもプロの声を出せなきゃいけない。
ちょっと調べたら書類審査からあるみたいだから、まずそこで落ちたら話にならない。
とかなんとか考えてたら盛り上がってきたので、マジでやってみようかな。

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