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2011年 9月 12日 のアーカイブ
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学生時代、バイト先で毎週NHKのど自慢がかかってたから番組の特徴は熟知している。
自分では全然面白いと思わないし興味もないので、それ以来全く見てなかったが、
久しぶりに見て何ら変わってないことを確認した。
今回はたまたま、震災から半年とかの理由だと思うが、被災地で時間拡大スペシャルになってて、
素人さん達も被災に関するコメントばっかり求められてたってところがいつもと違うかな。

歌が上手なわけではなく面白い動きをするオバチャンが出てくるのも恒例。
歌が上手いわけではなく振り付けを打ち合わせてきた二人組が出てくるのも恒例。
巨大な女子高生が味噌汁の歌を披露するのも、NHKのど自慢ならではの演出だ。
まかりなりにも予選があるわけで、上手い順で予選をパスできるなら本番はうまい人だらけになるはずだが、
実際は本番で鐘が一個か二個しかならない人がいっぱい出てくるということは、
逆に歌が上手いだけの人が予選で落とされてると言う事の証明なんだよ。
かといって、面白い人だけ予選通過させてたら、本番でうまい人が出てこなくてそれも困る。
これって、だいたいでも上手い人枠とか面白い人枠とか人情枠とか、毎週数が決まってるんだろうな。
あたしが狙ってるのは面白枠でも人情枠でもなく、真っ向勝負の上手枠なんだが、
この番組は合格者と不合格者で歌のレベルに大きな差があるので、
合格者がそのまま上手枠で、不合格者がそのまま面白枠や人情枠だと推定できる。
今回は時間拡大スペシャルで参考にならなかったが、普段はせいぜい3~5人合格だった気がする。
予選で3~5番目に歌が上手くないと上手枠では出られない事になるが、
あたしはそこまで上手ではないんだよな。
じゃぁ面白枠か人情枠で出れるかと言えば、そりゃ準備すればむしろそっちの方が勝てる自信があるが、
それは世間様の面白さに合わせるだけであって、自分自身を面白がらせることとはかけ離れている。
あたしにとって面白いのは、真面目に歌だけでのど自慢に出ることなんだよ。
上手でも何でもないあたしが、上手枠を目指すってことが面白い。
今回はそういうアートをやってみたい。

一人一分ぐらいは歌わせて貰えるようだが、一分も歌わなくても10秒ぐらいで差は付く物だ。
あたしじゃなくても誰が聴いても、10秒くらいでその人が合格するかどうかはわかってしまう。
今回優勝したオバチャンも最初からプロの声で歌ってたし、
もう一人優勝しそうだったのはウィーン少年合唱団みたいな声の男性で、
この二人のどっちかが優勝するだろう事は、見てる人全員が予想できたはず。
こいつらは別格であり、あたしは小細工してもここまでのレベルにはなれない。
しかし他の合格者のレベルくらいなら、選曲と小細工で到達できそうに思える。
なんせ誰でも10秒でわかるくらいだから、歌の上手いかどうかなんて、所詮は声が良いかどうかだ。
自分の一番良い声が出せる曲を見つけて来れればどうにかなるはず。
今回不合格になっって惜しいとコメントを貰ったババァも声は良く、選曲次第では合格してたかもしれない。
もう一人、男でも選曲で力が出せてない人がいた。
女性で、前半は合格するペースの良い声だったのに、後半高音になって良くない声を出してしまった人は、
やっぱり不合格だったので、与えられた持ち時間の間中、ずっと良い声を出し続けられる曲が必要だ。
好きな歌詞の曲とかで出ると勝てないので、さいわいにも好きな曲がないあたしは、
何でもかんでもから選んでみたい。

あと、ブルーハーツでは勝てないって事も分かった。
ロードオブメジャーでも歌おうかと思ってたんだけど、トレイントレインと大切な物は同じようなうるささがあり、
歌唱力で見てもあたしはトレイントレインで落ちた人とあまり変わらないので、大切な物ではダメだ。