プロテインを贅肉に変えて来た人のために
プロテインの情報をググると、おそらくプロテインを売りたいメーカーや販売サイトばかりがヒットすると思います。自分の売りたい商品を悪く言う訳はないので、それらのサイトで得られる情報は商品の良いところばかり書いてあります。メーカーのサイトには絶対に書けない商品の欠点を書くので、きっと知ってると知らないとで差が付くと思います。
日本で売られているプロテインはほとんどがホエイです。ホエイはとても消化が良く、1時間くらいでアミノ酸として吸収され、血液中の濃度を一気に上昇させます。が、それらがすべて筋肉で利用されるわけではないし、利用されなくても5時間くらいで元に戻ってしまいます。よって、血中濃度を常に高く保つには、5-1=4時間おきにホエイプロテインを飲む必要があります。もっと短く2～3時間おきを目安にする人もいます。目覚まし時計を使って夜中でも定期的に起きて飲む人もいるそうです。プロテインを売る会社は一日摂取量を何グラムだとか書いてますが、それは食事から取る場合の量です。ホエイだとそれを小分けに何度も飲まないと、すぐ分解されてその目安の量を摂取したことにはなりません。一度に飲んだらほぼ無駄、余分なカロリーになるだけです。
ホエイプロテインは、牛乳から人工的に抽出された、溶けやすく摂取しやすい便利な粉末プロテインです。自然な食事から得られるタンパク質ならもっとゆっくりと体内に入り、アミノ酸の血中濃度を長く維持します。人工的だからダメだとか自然だから良いと言うことではありませんが、ホエイは自然な食事でのタンパク質とは性質が違ってしまいます。せっかく飲んでも小分けにしないとただのカロリーに変わってしまいます。一気に補給できるからこそ便利で多くの人が買っているわけです。しかし、小分けで補給しなければ太るだけなので、買わない方が良い人もたくさんいるはずです。飲めばプラスになるはずだとは思っても、マイナスになるかもとは誰も思いません。なぜならメリットしか説明されてないからです。売る側のサイトばかりヒットするからです。
消化吸収がよいというのは好かれがちで、それが悪いというのは嫌われがちです。が、タンパク質の場合はわざと消化吸収を悪くして、少しずつ体内に入れていく方が効率的です。と言っても、自然な食事と同程度に抑えるだけなので、お腹に悪いと言うことはありません。消化スピードの異なる様々なプロテインを混ぜ、さらにそれらがより長時間かけて吸収されるよう、あえてタンパク質ではないものを混ぜてコントロールしているブレンドプロテインがオススメです。もちろん、余計な物を混ぜている分、ホエイと比べたらタンパク質含有量が低いです。しかしホエイがほとんど無駄なカロリーに変わる位なら、少なく吸収してなるべく筋肉で利用した方がよっぽどマシです。
タイムリリースのブレンドプロテインはゆっくり吸収されるため、一気にアミノ酸の血中濃度を上げることが出来ません。いわゆるトレーニング後のゴールデンタイムと呼ばれる頃にアミノ酸血中濃度を上げるには、やはりホエイプロテインを飲むのが最適です。タイムリリース型プロテインは朝起きた時だけとか、せいぜいあと夕方に1回くらい飲んでおけば良いでしょう。1日1回か2回飲むだけで、ホエイプロテインを一日中チビチビ飲み続ける手間に相当します。
最初に書いたように、Google検索ではプロテインを売る側の偏った情報ばかり多く表示されます。プロテインだけではなく、アミノ酸でもビタミンでもその他でも、サプリメント分野は売る側に有利な公平でない検索結果に偏ります。しかし、私の知ってる限りホエイプロテインは万能ではありません。むしろ、ホエイプロテインを飲むべきでない人もいるのに、そう言う人にまで騙して売りつけようとするサイトを、Google検索でヒットさせるのはいかがな物かと思います。強いGoogleと、強いメーカーに反発したくて書いています。一方、米国や英国ではホエイの欠点を補う商品開発を行っています。日本のメーカーにも、ホエイを騙して売るより商品開発を頑張って欲しいです。
そういうわけで、米国や英国には日本にないジャンルの様々なプロテインが売ってます。ぜひ以下のアフィリエイトを踏んで、まずはブレンドプロテインを買ってみてください。そもそも日本のホエイプロテインと比べておいしすぎてびっくりすると思いますよ。効果はともかく味だけでもリピートしたくなります。
以上、2020年9月に書きました。