PS2版 復刻版セガサターンコントロールパッド ヴァンパイアダークストーカーズコレクショ...
復刻版セガサターンコントロールパッド
いかに優れた技術を身につけても、機械がポンコツだと腕前が発揮できません。格闘ゲームで入力が失敗する人は、練習不足ではなくコントローラーのせいなのかも知れません。
もちろん、最も適しているのはゲームセンターに置いてあるような、レバー＆大ボタンタイプのコントローラです。格闘ゲームというものはもともとゲームセンターで生まれたものですから、その操作もゲームセンターにあるコントローラーに最適化されています。ですから、操作を最優先すれば、ジョイスティックで決まりなのですが、とてもうるさいという致命的な欠点があります。パッドは指の力で扱うのに対し、ジョイスティックは手首や腕の力で操作することになるので、当然騒音が発生します。ゲーセンはうるさい場所なので、ジョイスティックの音は気になりませんが、一般家庭でジョイスティックを使う場合は本当にうるさいです。とくに格闘ゲームは、白熱すると自然に操作に力が入り、ガチャガチャバシバシ近所迷惑だったりします。深夜ゲーマー、アパート住まいは絶対にオススメできません。ジョイスティックと同程度かそれ以上の操作性をもつパッドがあれば、それを使うべきです。
例えば波動拳コマンド（下、前斜め下、前）は、スティック型コントローラーで下から前へレバーを回転させるという操作です。パッド型コントローラーで下から前への操作をやろうとすると、下、ニュートラル、前と入力されちゃうものが多いのです。意識して斜め入力しないと、レバー回す系の操作はなかなか成功しません。特に白熱したときは、いつもより素早く入力してしまい、斜め入力がどうしても失敗してしまうのです。スティック型のコントローラーでは、波動拳は失敗するはずのないコマンドであり、これが失敗するようだとゲームバランスも何もなくなってしまいます。ところが、私はPC用USBパッドを数十個購入しましたが、波動拳コマンドを100％ミスらずに出せたのは、その中の2つしかありません。まず、このレバー回転系の操作で斜めが確実に入力されることが、格闘ゲーム用パッドの絶対条件です。また、ゴムが柔らかすぎると意図しない方向に入力が発生し、堅すぎるとガードしたつもりが食らったりと、十字ボタンの繊細さは特に重要です。
私は、初期の格闘ゲームブームの頃、スーファミに移植されたストリートファイター２にハマったのですが、スーファミだと6ボタンを全て使うには人差し指のLRボタンを使わなければいけませんでした。ゲームをやりすぎると人差し指も親指も痛くなるのは当たり前なのですが、親指は皮が厚くなって鍛えられていくので問題ありません。しかし人差し指の場合は皮ではなく第二関節が痛くなり、鍛えられることもありません。スーファミの影響かプレステの影響か、PC用パッドも右手親指は4ボタンのものが主流ですが、関節をいたわるなら6ボタンのパッドが必須です。格闘ゲームは夢中になったら必要以上の力が加わるので、親指以外を使うのは絶対オススメしません。
自宅で格闘ゲームをやるプラットホームとしては、PCのエミュレーターかPS2でタイトルが豊富ですが、PS2標準のコントローラーは、上記の理由で、右手も左手も格闘向きではありません。PC向けパッドも条件を満たすものは少なく、パッドで格闘ゲームをやるのは無理だとあきらめている人も多いでしょう。私はセガサターンに移植されたストリートファイター系やネオジオ系格闘ゲームを、CPU難易度最高設定で遊んでいました。こんな事が出来たのは、セガサターンのコントローラーが条件を満たし、格闘ゲームに最適であるためです。私と同じように、サターンコントローラーで格闘ゲームを遊びたい人は多くいたらしく、接続コネクタの改造をしてPCに繋ぐ人が続出しました。サターンのコントローラーは格闘ゲーム向け最強であることは間違いなく、しかもそれがプレステ接続専用に復刻しました。
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復刻版セガサターンコントロールパッド
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プレステ用コントローラーはゲームパッドコンバータ
プレステ用のソフトは、プレステ標準のコントローラを意識して作られたものが多く、当然ながら、格闘以外のソフトには向いていないでしょう。また、アナログスティックがついていません。かといって、他のゲームをやるたびに差し替えるのは面倒ですから、2P側で遊ぶことになってしまうかも知れません。といっても、格闘専用のパッドを求める人は、格闘ばかりやる人が多いでしょうから、問題ないはずです。PCの場合は標準のコントローラーというものが存在しませんから、より多くのジャンルで快適に使用できます。