[日記的なもの/囲碁/2008]

NHKテキスト恐るべし / 2008-11-15 (土)

新垣武の実戦に役立つ死活反復トレーニングを買った。
中程にあるコラムに、碁の本はたくさん出版されているが本当に必要なのは数冊だと書いている。
すなわち、この本は本当に必要な数冊となるべくまとめられているのだ。

ともかく、今は詰碁の早解きみたいなことに興味がある。
しかも、答えを知ってる問題で手順の確認を行うくらいしか出来ないほど短時間の早解きだ。
初手をいろいろ試してではなく、ぱっと見てすぐ思い出して納得して10秒を目指す。
これをやるためには詰碁を暗記しなきゃいけないのだが、せっかく暗記するなら実戦的な物を暗記したい。
ということで、実戦詰碁とか基本死活とか、暗記しても損はない本を求めて、
いろいろ買っちゃったが、どれも少しずつ不満があり、今回の新垣武も不満は抱えている。

早解きは1秒を惜しんでどんどん解いていくので、本のレイアウトとかも重要な要素になってくる。
出来れば黒番で統一してくれたら、いちいち手番を確認せずに取り組めるのでありがたいのだが、
類似系をまとめて出題するタイプの本だと、手番を逆にして出題することも必要になるから無理なようだ。
この本も、いちいち黒番か白番か確認しなきゃいけない。
また、詰碁としては左ページに問題図、右ページ最上段で正解図で統一されたやつが好きだが、
この本は、1ページで4問出題したり、失敗例を挙げてから正解図を書いたりで面倒くさい。
これがもし実戦的でない創作詰碁だったら無視してしまうはずの本だ。

この本の良いところは、19路盤に基本死活が発生する手順を掲載しているところだ。
ほかの詰碁集で勉強した実戦で使えなそうな問題が、19路盤の実戦で発生している事に驚く。
それを基本形とし、派生系としてダメやハネのバリエーションをまとめて出題してある。
これって、なぜ勉強するのかわからない詰碁よりよっぽどやる気が出るんだよな。
基本死活虎の巻の方が、一合マスとかもあってレベルは高く、長く重宝しそうだ。
しかし基本形がどんな定石から発生するか載っていないので、本当に基本形なのか不安になる。
他の基本死活の本にも載っている形は信用できるが、初めて見る形だとやらなくていいような気もしてくる。
必要な詰碁だけを無駄なく暗記したいと思っていると、なぜ必要かも提示して欲しくなっちゃうんだな。
そこで新垣武のコレは、問題図が発生する手順をバッチリ載せている。
こうやって打たれたら対策が必要だから覚えましょうっていうトレーニングだから、やらざるを得ない。
当分、早解きの題材はこれを使うのがよさそうかなと思っている。
といっても、早解きは暗記出来てからだけどな。

NHKの本って、番組を見てないと役に立たなそうな印象があったが、
テキストにだけ連載してるコーナーをまとめた本も結構レベル高いんだな。

新垣武の実戦に役立つ死活反復トレーニング (NHK囲碁シリーズ)
新垣武の実戦に役立つ死活反復トレーニング (NHK囲碁シリーズ)
新垣 武



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