[日記的なもの/食べ物/2007]

おいしさ半減 / 2007-12-28 (金)

高校まではわりと、食事やらおやつやらは家族と共にしていたわけで、
味の好みは成長過程で身についた、家族とあまり変わらないものとなっていたはずである。
昔は自分ちのカレーが一番美味しいと教えられ、実際そう思って食べていたが、
高校卒業後、コンビニのカレー、レトルトカレー、洋食屋の業務用カレー、専門店のカレーを食べ、
自分ちのカレーがいかにマズいかを認識すると同時に、一口舐めて言い当てる利きカレーに目覚めた。
当然、食べたことがないカレーはわからないが、知ってるカレーは全部食べ分けた。
仙台では特製牛タンカレーを食べたら、某レトルトに牛タンを入れただけで、味音痴さにあきれたりした。
カレーに限らず、例えばカップ麺、カップ焼きそばも、麺だけでメーカーがわかった。
まぁ、好きな食べ物じゃないとそういう比較すらしてないから無理だけど、
好きで食べてるものの味を覚えて比較することに関しては、それなりに自信を持っていた。

ところが先日、カレーが美味しいかどうかわからなかったことに気がついた。
このカレーの味を1日覚える自信もない。
マズくてもマズくないし、おいしくてもおいしくない。
おいしいと感じる機能は働いていて、そのカレーもおいしいのだが、
「他のカレーと違って」どこがおいしいかを感じる能力が全くなくなっていた。
そういえばそれより数日先に食べたカレーも、辛いだけで、どうおいしいかを表現できなかった。
そこの店は辛さを選べるのだが、辛くすると辛さ以外のスパイスのおいしさもプラスされ、
辛くしないで食べるとおいしさを入れそびれて損をするんだよと、以前は主張していたが、
この間はもっと辛さを少なくして欲しいと思ったくらいで、特有のスパイスのおいしさはどこへ行ったのか。

カレーだけの現象ではなく、ラーメンを食べても以前ほど嬉しくない。
おいしいことはおいしいのだが、直前に食べたラーメンと、一週間前に食べたラーメンと、
どっちがおいしいか、どういう差があるかって言うことを記憶することができていない。
ラーメンなんて、どこで食べてもそれなりにおいしく、大差がないからなんでも良くなった。
以前は醤油派だったが、今はみそならなんでもおいしいって感じになっちゃった。

そもそも、カレーもラーメンも、そんなにしょっちゅう食いたいと思わなくなった。

さらに、ポテトチップスがおいしくなくなった。
以前はどの味がおいしいとか語っていたのに、どうでも良くなってしまった。
コンビニに行って、雑誌と飲み物とおやつを買うのが習慣になっているのだが、
この買ってくるおやつってのが、昔はご飯の量を減らしてでも食べたい程好きで、
おやつを食べれないくらいなら、肥満で死んだ方がマシだった。
ところが今は、習慣だから買ってしまっているだけで、食べなくてもさしつかえないと思い始めている。

あくまで、おいしさは感じているらしいが、こだわったり、どんな味か知りたいとか記憶したいとか、
何が入ってるとこういう味になるのかって感じで、必要以上に楽しむ興味が失われたようだ。

高校卒業後から始めて、最近まで続けていた、あるものをやめたせいかと疑っている。
あるものってぶっちゃけタバコを去年からだいぶ我慢し、今年は1年間で6本しか吸っていない。
そのうちの4本目までは、久しぶりに吸っておいしいなぁということで、タバコが嫌いにはならなかったが、
5本目と6本目は、吸ってる間はおいしくても、その後何日もおいしくない味が残っていて、
たまに数のも嫌になったので、今後はナシにしようかと思っているくらいだ。
よく、タバコをやめると食べ物がおいしくなるとか言われるが、そういうことはなかったわけで、
逆に、タマタマかも知れないが、タバコを吸い始めた時期から食べ物がおいしくなり、
タバコをやめたら味がわからなくなって、食への興味が薄れてしまった。

食べることが楽しく、好きだったのに、どうでも良くなってしまったのは残念なことだ。
ただ、せっかくおやつをいらないって思えるようになったので、おやつを買う習慣もやめてみたい。

自分でもあきれた末期症状として、ブラックコーヒーを味がないコーヒーと表現してしまった。




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