主にNTSB(米国国家運輸安全委員会)の調査官からの視点と証言をもとに、航空事故を種類別に解説。
おのおのの事故は概要が語られているだけなので、さらに詳細を知りたければ別途文献をあたったほうがいいだろう。
気象、機体構造、操縦、パイロットの資質など、事故は様々な原因で起きている。
口絵に写真が掲載されているが、本文中にも関連写真、図などの資料があればなお分かりやすくてよかったとおもう。

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ブラック・ボックス: 航空機事故はなぜ起きるのか 単行本 – 1998/5/1
- 本の長さ312ページ
- 言語日本語
- 出版社原書房
- 発売日1998/5/1
- ISBN-104562030895
- ISBN-13978-4562030897
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
統計上では自動車よりもずっと安全なはず。しかも現代の飛行機は様々のハイテク技術が導入されている。にもかかわらず、飛行機事故はなくならない。なぜ事故は起こるのか。飛行機事故の原因に迫る衝撃のルポルタージュ。
登録情報
- 出版社 : 原書房 (1998/5/1)
- 発売日 : 1998/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 312ページ
- ISBN-10 : 4562030895
- ISBN-13 : 978-4562030897
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,399,067位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 252位空運関連
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2003年11月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書は、飛行機事故のノンフィクションである。
一言で飛行機が墜落したといっても、その要因は様々で、些細な部品一つの異常から、人為的なミスまで多種多様である。しかも原因は分かりにくく、大抵は顕微鏡などを使わなければならない。更に、事故原因になった物は、残骸に埋もれていて、探すのにも苦労する。著者はNTSBの調査員で、自分の仕事を「ブリキ蹴り屋」と呼ぶ。墜落した飛行機の無数の残骸の中を、うろつきまわるのでこう呼ぶのだ。
本書は、ケース毎に記述されており、大体、7ケース程の事故が解説されている。どの事故も現場は凄まじく、よく事故原因を探し出したなと感心してしまう。
読み終わった後「つらい仕事だが、本当に飛行機が好きだから、二度と悲惨な事故を起こさせたくない、そういう思いがあるから、この仕事を続けられる」という著者の言葉が胸にしみた。
飛行機が好きだと、言う方は、読んでおくべきだと思う。これを読んでも、飛行機が好きだと言えるのなら、真の飛行機好きである。読者の飛行機好きが試される。
一方、飛行機好き以外の方でも、十分に楽しめる。事故原因を探っていく様は、推理小説に似ており、引き込まれていく。
一言で飛行機が墜落したといっても、その要因は様々で、些細な部品一つの異常から、人為的なミスまで多種多様である。しかも原因は分かりにくく、大抵は顕微鏡などを使わなければならない。更に、事故原因になった物は、残骸に埋もれていて、探すのにも苦労する。著者はNTSBの調査員で、自分の仕事を「ブリキ蹴り屋」と呼ぶ。墜落した飛行機の無数の残骸の中を、うろつきまわるのでこう呼ぶのだ。
本書は、ケース毎に記述されており、大体、7ケース程の事故が解説されている。どの事故も現場は凄まじく、よく事故原因を探し出したなと感心してしまう。
読み終わった後「つらい仕事だが、本当に飛行機が好きだから、二度と悲惨な事故を起こさせたくない、そういう思いがあるから、この仕事を続けられる」という著者の言葉が胸にしみた。
飛行機が好きだと、言う方は、読んでおくべきだと思う。これを読んでも、飛行機が好きだと言えるのなら、真の飛行機好きである。読者の飛行機好きが試される。
一方、飛行機好き以外の方でも、十分に楽しめる。事故原因を探っていく様は、推理小説に似ており、引き込まれていく。
2006年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
利害、思惑が国家レベルで強烈に作用する航空機事故調査。本書は、その調査を最も公平かつ科学的に遂行できる部署にいる人々から見た、航空機事故調査の歴史である。密度の高い記述と広汎な実例は、我々がニュース解説からしか見ることのできなかった数々の航空機事故を、彼らの執拗な視点で再生してくれており、一読に値する。読者は読了後、乗りたくなくなる機種や航空会社がきっと出てくるに違いない。